金ミニの対応

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金ミニの対応

2007年08月01日

   去る7月17日から東京工業品取引所で、取引単位が従来の金先物市場の1/10になる金ミニ取引が始まりました。初日の取引は2万枚程度と低調でしたが、低調の要因ははっきりしており今後の発展には十分期待が持てる内容であったと考えます。
   今回の金ミニ市場の開設は、日本の商品先物市場改革の一環の中で行なわれたものであり、東工取首脳は「初心者からプロまで多様なプレーヤーが共存する市場を目指し、同じプールの中でコースを分ける(日経新聞より)」としています。
   東工取では金ミニ取引導入に合わせて、今月から従来の金先物取引の値幅制限をこれまでの2倍の120円に拡大、また建玉制限も大幅に緩和し、「国際標準のプロ仕様」にして海外や機関投資家の参入も目論んでいます。
   一方、金ミニ市場は初心者向けに開発した商品であり、損失を限定する「ロスカット制度」を導入したことが特徴です。

*ロスカット制度とは
   商品取引員(受託会員)が定めるロスカット約款等に基づき、予め委託者が示した損失の限度額に達した際には、予め定められた方法により仕切注文が執行され、「損失の限度」を超える損失が生ずることを極力防ぐことを目的とした制度。

   さて、初日の取引が低調であった要因ははっきりしていると記しましたが、これには3つの理由があると考えられます。

1.商品取引員のコンピュータシステムの準備が間に合わなかったこと

   ODKIS以外のアウトソーサーやシステムの自社運営を行なっている商品取引員では、ロスカット対応が間に合わず初日からの売買に参加できなかった。ODKISではシステム部門が十分に研究し対応したために、遅滞無く準備ができていた。

2.営業社員の対応が間に合わなかったこと

   新たなロスカット制度の導入や取引限月が期近3限月であることなど(従来の近先物は期先中心の取引)、営業社員になじみが薄く対応も遅れてしまった。

3.商品取引員に様子見気分が多かったこと

   金ミニ取引については、商品取引員間に当初から否定的な意見も多く、様子見を決め込んでいた商品取引員が多くあった。


   8月10日からは大阪証券取引所で金価格に連動するETF(指数連動型上場投資信託:取引単位は金ミニサイズ)の取引が行なわれることが決まっており、金ミニ取引との裁定取引も活発に行なわれると思います。
   ODKISでは今後も新種の取引や制度変更等に関して事前調査を確り行い、商品取引員の業務支援を確実に遅滞無く行なっていく所存でございます。