アルゴリズム取引
最近、証券市場でよく耳にする言葉の一つに「アルゴリズム取引」というのがあります。様々な証券会社でアルゴリズム取引について解説していますし、日経金融新聞でも一面に「アルゴリズム取引上陸」という特集を組んでいたので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
| * | アルゴリズム取引とは株価や出来高などに応じて、自動的に売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返すコンピュータによる取引のこと。具体的には、自らの取引によって株価が乱高下し売買執行リスクを被らないように売買注文を分散したり、また株価が割安・割高と判断したタイミングで自動的に買売注文をコンピュータの指示によって執行する。従来から証券会社の電子取引執行システムを活用して証券取引所に直接、注文を自動執行する仕組みもあったが、アルゴリズム取引はより有利な価格で約定できるための証券会社独自のノウハウをプログラミングとして盛り込んでいるのが特徴である。 |
「アルゴリズム取引」をごくごく簡単に言いますと、注文執行時のリスクを最小限にするために、コンピュータで自動的に注文の発注を行なうことです。「アルゴリズム取引」は米国で2003年頃から始まっていますが、急速に広まったのは2005年頃といわれています。
「アルゴリズム取引」が急速に広まった理由は、証券会社が合理化を進めてきたことに端を発しています。証券会社は委託手数料の自由化により収入が減少していく中で、業務をシステム化することで合理化を図ったり、人員整理などでコストを減らして経営維持を図ってきました。ところが、合理化の中で注文執行時の人員削減策が、投資家の売買執行時のコスト削減に繋がり、それが投資家ニーズをさらに高度化する方向に高めていきました。そこで、証券会社は特に機関投資家などの大口投資家獲得のために、注文執行時の高度化に積極的に取り組み、投資家満足度を高めると同時に投資家囲い込み策の一環として活用していったのです。
最近では一般顧客向けのアルゴリズム取引の開発も進んでいます。また、次世代では上場商品の大部分は何らかのアルゴリズム取引で生成されるだろうと予想されています。投資家にとっては、システムでのアルゴリズム売買により匿名性が向上したり、取引の小口化によりマーケット・インパクトを押さえた売買ができるなどのメリットがあります。
ODKISでは、今後「アルゴリズム取引」に焦点を当てて研究していきたいと思います。また、ご興味のある方と「アルゴリズム取引」について語り合えればと思っておりますので、営業部またはシステム部にご一報頂きたく存じます。

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