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何のためにアウトソーシングを行うのか

2009年11月16日

 前回も記しましたが、アウトソーシングの最大の目的は「コア業務へ経営資源を集中させる」ことにあります。コア業務とは企業の収益を伸ばす業務と定義できます。また、経営資源は「人・モノ・金」と定義できます。したがって、アウトソーシングは収益を最大に伸ばすための戦略性を伴うものと理解できます。

 ところが、社会が多様化し企業がアウトソーシングに求めるものも、社会の変化と同様に変化してきています。最近では、企業がコンピュータ・システムの信頼性を問われることから、国際標準化機構(ISO)が定めた基準に合格していなければ、信頼できるシステムではないとさえ言われています。特に株式を公開している企業においては、アウトソーシング先のISO認証は必須の条件となってきており、業者選定の際の一つの基準になってきています。

 商品取引員様がアウトソーシングを行う場合も、「何のためにアウトソーシングを行うのか」明確にする必要があると思います。非常に厳しい経営環境になってきていますので、真っ先に「コスト削減の為」との回答が返ってきますが、それも正しい選択の一つであると思います。他には固定費の変動費化や組織のスリム化、業務処理のスピード化、リエンジニアリング等の目的もあるでしょう。

 オーテックではアウトソーシングに、価格に見合った「安心や安全」を求めて頂きたいと思っています。これは「安心や安全」が委託者からの信頼性を勝ち取ることが出来るからです。商品先物取引は瞬時の売買に結果が伴います。また、例えトラブルが起きても代替措置を備えていれば安全を得られますし、危機管理体制が整っていれば原因の追究から復旧までが短時間で行え安心を得られます。

 最近の許可申請や許可更新時には、コンピュータ・システムの概要の提示を求められます。自前であれば、プログラム概要書の提示は必須ですが、アウトソーシングを利用する場合には、アウトソーサーとの契約書の写しの添付が求められます。また、主務省監査の時は、どこのアウトソーサーを利用しているかによって調査項目の範囲が決められます。

 オーテックが提供しているシステムは、主務省の監査基準に適合していますし、東証一部上場企業をはじめ複数の上場企業にお使い頂いており、上場基準も満たしている安全なシステムと言えます。

 現在、多くの商品取引員様にオーテックのシステムをお使いいただいております。その多くの商品取引員様の声には、価格をさらに安価にするようにとのお話が多いのは事実です。しかし、一方では「安心・安全の基準は下げるな」との声の他に、ISO認証は必須だとの声も頂いています。