収益構造の多様化への対応
2005年の法律改正以降、商品先物市場は厳しい環境に置かれていますが、商品取引員は徐々に収益構造を変化させてきています。また、今回の商品取引所法改正では、その動きが加速されているように感じます。商品取引員としての形態も、取次ぎ取引員が多くなりましたし、プロップ業者への変化も見込めます。また、自己売買を重視する商品取引員もあります。
現状で追加された収益構造としては、FX取引、CFD、店頭取引、見直されている純金積み立て、白金積み立てがありますし、今後は集団的投資スキーム(商品ファンド・FXファンド等)の導入、オプション取引への参加、海外市場への取り次ぎ等が考えられます。他には、投資信託の商品取引組み込みを目論んだ投資顧問業への参入や、ETF市場への進出等が考えられます。
さらに、インデックス商品の上場が予定されていますが、インデックスを組み合わせたポートフォリオ取引も有力な商品になると思われます。また、証券、為替、商品の垣根を越えたポートフォリオ取引も考案されるでしょう。他には実務者向けのヘッジ取引も盛んに行われる可能性があります。
このような収益構造の多様化の他に、今回の法律改正によるスパン証拠金の導入やロスカットを考えますと、商品取引員は様々なシステム上の準備が必要になります。考えられるものを箇条書きにします。(順不同)
- ・スパン証拠金対応
- ・ロスカット取引対応
- ・CFD取引システム
- ・集団的投資スキームシステム(口座管理・売買システム・販売管理)
- ・商品開発システム
- ・オプション取引対応システム
- ・ポートフォリオ用システム(口座管理・売買システム)
- ・トレーダー管理システム
- ・総合口座システム
- ・海外取次システム
- ・情報システムの全面見直し
つらつらと並べましたが、この他にも事業形態の変化により新たなものが必要になるかもしれません。オーテックではこれらについて既に研究を行っているところです。尚、ご質問につきましては、オーテック営業部(担当:山田)までお知らせ下さい。
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