【第26回-1】
財団法人VEC 理事長 濱田 隆道 様
| 今回から元東工取専務理事で現在は財団法人ベンチャーエンタープライズセンター理事長の濱田隆道様にお話をお伺いしました。 濱田理事長は東工取専務理事時代に改正商品取引所法の礎を築かれたばかりではなく、商品先物取引業界の近代化に多大な功績を残されました。 これから4回に渡りまして様々な角度からお話を伺いたいと思います。 | |
| ODKIS | ―本日は大変お忙しいところ、ODKISのHPの企画インタビューにご賛同いただきまして感謝申し上げます。それでは早速ですが財団法人ベンチャーエンタープライズセンター(VEC)とは何をするところなのでしょうか、お教え下さい。 |
| オムニコ | 日本では「ベンチャービジネス」「ベンチャー企業」と言う言葉が定着して久しいですが、VEC(財団法人ベンチャーエンタープライズセンター)という我々の財団が、この言葉自体を日本語として生み出した組織です。そして、ベンチャー支援機関の草分け的な存在ですね。昔は債務保証事業を行なっていましたが、現在はベンチャー支援全体の旗振りの役割を担っています。さらにベンチャーのためのシンクタンク的な機能を持っています。具体的な事業としては「ドリームゲート」というサイトを運営しメールマガジンの発行などを行なっています。会員は40万人ぐらいいるのですよ。 |
| ODKIS | ―不勉強で申し訳ありませんでした。商品先物取引に関係する事業の場合、VEC様から融資を受けて起こすような事業は考えられるのでしょうか。 |
| 濱田 理事長 |
先ほども言いましたように、債務保証のようなファイナンス事業は現在は止めていまして紹介のみですね。商品先物業界はお金が集まる業界ですから、支援施策の活用がなされてこなかったでしょうから、ご存知でない方も多いでしょうね。業界の方が新たに事業を立ち上げようとする場合には、ビジネスプランのアドバイス、起業のための相談は受けますよ。また、起業支援制度も充実していますので、いろいろ御紹介できると思います。 |
| ODKIS | ―濱田理事長は東京工業品取引所専務理事時代に、改正商品取引所にからみ清算機構の基礎をお作りになられたり、同取引所の市場構造研究所の設立、他には取引所システムの改善等にご尽力されました。苦労話や思い出話をお聞かせ下さい。 |
| 濱田 理事長 |
05年の法律改正が最大の思い出ですね。法律改正については同時にコンプライアンスも強化されましたからネガティブな印象を持っている方が多いのですが、清算の仕組み等を根本的に変え、商品先物会社の資金繰りを楽にしたり、委託者保護を充実させるなど仕事をしやすいようになっているのですけどね。それと、ガイドラインに対して誤解されている方が非常に多いと思います。説明と勧誘は違うんですが、これを勘違いしてしまうと、実質の不招請勧誘になってしまいます。勧誘の禁止と再勧誘の禁止も違うのですが、この区別もあいまいです。コンプライアンス部門が強化されていますから、ここがガイドラインを拡大解釈し自主規制してしまうということがネガティブな感覚になるのではないでしょうか。要は断られたときの別れかたですよ。次に繋がる別れ方、例えば「状況の変化があったら、また説明をさせてくださいね」等のようにすればよいと思うのですけど・・・。法令は常識で解釈するのであり、非常識な解釈についてはきちんと議論すべきです。自分たちで網を掛けないで、常識で判断して欲しいと思います。 |
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