【第26回-3】
財団法人VEC 理事長 濱田 隆道 様
| 今回も財団法人ベンチャーエンタープライズ濱田理事長に登場していただきます。 「総合取引所」問題や業界再編等についてお話を伺っています。ご期待下さい。 |
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| ODKIS | ―商品取引所も商品取引員も再編が加速気味にあります。今後もこのような状況が続くのでしょうか。 |
| 濱田 理事長 |
当然今後も続くでしょうね。現在の出来高の推移を見ていると取引所も再編の可能性はあるでしょう。また、取り巻く環境も変化してくるでしょうから、今後の展開次第では、取引所は東京だけということになるかもしれません。商品取引員の場合は、無駄を省くと言う意味では再編の可能性は非常に可能性は高いと思います。最近もグループ会社同士の合併が発表されていましたね。それと、これまでと違うプレーヤーが参入する可能性も高いと思います。 |
| ODKIS | ―逆に、異業種や証券会社の参入が加速されているように感じます。法律改正以降、清算機構の創設が業界の信頼につながっているのでしょうか。また、他にはどのような要因があるのでしょうか。 |
| 濱田 理事長 |
証券や海外勢は市場の信頼性・健全性を重視しますから、法律改正により清算機構が誕生したことは大きな要因でしょうね。市場に信頼性が出てくると、新たな参加者が集まりますから流動性も高くなります。市場の信頼性はとても重要な問題です。ところで、デリバティブ取引はグローバル化していますが、アジアタイムゾーンでの信頼性は東工取が一番だと思います。その証拠に世界のゴールドマン・サックスが東工取を選んでいるのだと思いますよ。現状で色んな角度から分析しても上海や大連がアジアのリーダーになるとは思えません。従って、世界の投機マネーが日本に集まる要素があるのですがね・・・。 |
| ODKIS | ―既存の商品取引員が生き残るためにはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。 |
| 濱田 理事長 |
商品先物取引業は金融サービス業なので、顧客満足度を向上させるのは当然のことです。私は新規顧客の獲得より、既存顧客のメンテナンスに活力を注ぐべきだと思います。既存顧客が満足すると紹介もあるのではないでしょうか。そのほうが営業効率的にも良いと思いますよ。要はお客様に儲けさせてあげることですよ。 |
| ODKIS | ―過日、政府が「総合取引所」構想を発表しました。業界内では大きな波紋を呼んだようですが実現性は如何でしょうか。また、実現した場合は業界はどのように変化していくのでしょうか。 |
| 濱田 理事長 |
ロンドンやニューヨークの様な金融センターになりたいと言うことのようですが、ロンドンやニューヨークには「総合取引所」はありません。また、「総合取引所」ができたから金融センターが誕生するわけでもありません。今回の報道は東京証券取引所を持ち株会社形式にして、傘下に商品取引所などを組み入れる案ですが、目的に対する方法論が間違えていると思いますよ。私は当面無いと思いますよ。 |
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