インタビュー【第26回-4】

業界のキーマンへのインタビュー記事です。

現在のページ位置

Home  > INSIDE View  > インタビュー

【第26回-4】
財団法人VEC 理事長 濱田 隆道 様

財団法人ベンチャーエンタープライズ濱田理事長へのインタビューも、今回が最後になりました。最後は「商品先物市場や商品取引員様への期待」などを話していただきました。ご期待下さい。
 
ODKIS ―欧米は期近取引が主であるのに対し、日本は期先中心の市場です。これはどのようなことが考えられますか。
濱田
理事長
先物市場は堂島にしてもシカゴにしても現物を扱う人同士の取引の場でした。つまり、業者のヘッジの場であることが大前提ですし、業者間取引が核になっています。そこに機関投資家やファンド、消費者が参加する構図です。業者間取引のヘッジを考えた場合は、清算までの期間が長い期先は現実的ではありません。本来、業者間取引は期近に集中します。一方、投機は期間が長いほうがボラティリティもあるので妙味があります。業者間取引が中心の欧米は期近取引が主になり期先は殆どできていません。日本の先物市場が本来の機能を発揮してヘッジャーの参入を促せば、期近も出来て、期先にもボリュームがあるという理想的な形になると思います。
ODKIS ―日本の商品先物市場へ期待するものをお話ください。
濱田
理事長
現状は出来高が低迷していますが、取引時間帯の考慮、取引参加者の多様化、ヘッジャーの資力・経済力、諸制度の改革、国際標準の取引システム等を整備していきますと、将来は非常に明るいと考えます。ただ、それぞれの立場で期待される役割を全うし、開かれた経営を行なう必要があると思いますよ。現在の苦しい時期を何とか乗り越えて欲しいと思います。
ODKIS ―既存の商品取引員に期待することをお話下さい。
濱田
理事長
海外や異業種のプレーヤーのことを気にする必要は無いと思います。これまで個人投機家を育ててきたノウハウもありますしね。ただ今後はファンド等の集団的投機マネーを開拓・育てていく必要がありますね。今回のインタビューで様々なことを申し上げましたが、サービスの質を上げて委託者に儲けさせてあげるとことが最も重要なことです。儲けて文句を言う人はいないでしょうし、認知が高まることで委託者の新規開拓も容易になります。そうすれば、法律やトラブルもまったく気にする必要はありません。委託者を儲けさせる勉強をして欲しいと思います。
ODKIS ―最後になりましたが、ODKISのHPは多くの方がご覧になっています。是非、ベンチャーエンタープライズセンターの宣伝をお願い致します。
濱田
理事長
特にVECに関して宣伝することはありませんが、ベンチャー支援の仕事も重要ですから今後も努力してまいりたいと思います。それより商品先物業界は私が4年間お世話になった業界ですから、いつも気にしていますし出来高低迷等に関してはとても心配しています。常に温かい目で見守っていく積りですから、商品先物取引業界に関すること、ベンチャーに関することなど、いつでも相談をお受けしますのでぜひ遊びにいらして欲しいと思います。
   
   

財団法人ベンチャーエンタープライズセンター
東京本部

〒104-0032
東京都中央区八丁堀3-19-9
ジオ八丁堀ビル3階
URL http://www.vec.or.jp/