【第27回-1】
米穀新聞社 取締役 竹下 大介 様
| 今回から4回に渡りまして米穀新聞社取締役で商取ニュース編集長の竹下大介様にお話を伺います。いつもとは立場が逆でインタビューを受ける側ですので、最初は少し戸惑いもあったようですが、業界に対する思いを十分にお話して頂きました。今回は業界との関わりや業界の現状についてお聞きしています。 | |
| ODKIS | ―竹下様の商品先物業界との関わりからお願い致します。 |
| 竹下 取締役 |
私は新卒で商取業界に入ったわけではありません。前職は保険会社で事務職として働いていたのですが、偶然、米穀新聞社の求人広告を見つけ、縁あって入社した次第です。もう12年も前になりますね。商取ニュースという弊社の新聞名に関しては、米穀新聞ではピンとこないので、商品先物業界に特化する意味を込めて命名してあるのですよ。 |
| ODKIS | ―商品先物取引業界を担当されてから12年経過しているということですが、当業界の変化をどのように感じておられますか。 |
| 竹下 取締役 |
平成16年の商品取引所法改正は大きかったですね。この12年間でも様々な変化がありましたが、法改正はまるで地殻変動でも起きたような、予想を遥かに超えた改革だったように思います。その結果、取組高も出来高も随分落ち込みました。また、登録外務員も減りましたね。それに、正直に申し上げて、弊社にとって何よりも大きいのは、業界の再編や(統廃合)が起きて購読部数が減ることですね。 |
| ODKIS | ―一昨年、手数料の完全自由化や商品取引所法の抜本的な改正も行われましたが、商品取引員様はそれ以降非常に厳しい状況が続いております。様々な取材を通じてどのように感じておられますか。 |
| 竹下 取締役 |
弊紙は行政に関するニュースを多く流していますので、業界関係者から行政の動向に関する様々な質問を受けます。最近においては、勧誘規制の問題やガイドライン関係、それに主務省の動きなどですね。また、取材を通じて感じることは必要以上に業界が萎縮しているということです。リストラや支店の統廃合、加入取引所の絞込みなどですが、もっと元気を出して欲しいと思います。 |
| ODKIS | ―商品取引検査マニュアルがようやく公表されました。内容的には比較的に常識的なものだと思うのですが、商品取引員様にとっては厳しい内容なのでしょうか。 |
| 竹下 取締役 |
今回発表された検査マニュアルは常識的な範囲に収まったとは思いますが、以前に比べると厳しい内容であることは間違いありません。ただ、発表が遅すぎたと思います。検査後の処分の発表もそうですが、例え厳しい内容であっても早めの発表であれば、取引員も対応を急いだのではないでしょうか。あまりにも時間がかかりすぎたので、憶測が憶測を呼び、業界全体が必要以上に萎縮してしまったのではないでしょうか。 |
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