インタビュー【第27回-4】

業界のキーマンへのインタビュー記事です。

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【第27回-4】
米穀新聞社 取締役 竹下 大介 様

米穀新聞社取締役で商取ニュース編集長の竹下大介様のインタビューもいよいよ最終回となりました。最終回は商品先物取引業界の今後を占っていただきたいと思います。
 
ODKIS ―金ミニ取引が始まりました。ロスカット制度の導入に関して、ODKISでは何とか準備できましたが、他のアウトソーサーでは間に合わず、遅れたところもあるようです。そういうこともあってか滑り出しは低調のような気がします。今後の見通しは如何でしょうか。また、今後他商品にもミニ化が進むのでしょうか。
竹下
取締役
金ミニ取引は大阪証券取引所の金ETF(上場投資信託)もスタートしましたから、タイミングが良かったですね。相乗効果が得られるのではないでしょうか。他商品については金ミニが試金石ですね。上手くいくようなら、東工取は原油やガソリンなどの石油市場でミニ化を行なうでしょうね。ニーズはあるみたいですよ。
農林水産省系の取引所に関しては、現在のところ動きは無いようですね。私は新しい投資家層を呼び込むためにもミニ化は必須だと思っています。
ODKIS ―コメ上場時には東京穀物商品取引所もシステムによるザラ場取引を行うと言っていました。しかし、それが流れてしまい、現在は他商品をザラ場化しようと計画されています。進捗は如何ですか。
竹下
取締役
10月からザラ場取引がスタートしますが、テストは順調に行なわれたと聞いています。先月末で東穀取へのザラ場システムの申し込みを締め切りましたが、取引員の準備もほぼ完了したのではないでしょうか。今月からは米国のコンサルタント会社を使ってザラ場取引の有用性のPR活動も積極的に行なっていますので、順調に滑り出すのではないかと思っています。
ただ、取引員にとっては取引所毎に売買手法が違い、別々のシステムに投資を行なわなければならないのですから、コスト負担がとても大変ですね。
取引員は取引所で売買しない限り収益は生みませんから、必要コストとして投資をするでしょうが、誰が考えても無駄な投資ですよね。取引員の不満も理解できます。
ODKIS ―商品先物取引業界の将来、具体的には5年後、10年後はどのようになっているとお考えですか。
竹下
取締役
この問題は私がいつも質問する内容なんですよ。逆に質問を受けるとなると、とても難しい質問ですね。5年後、10年後の区切りは無い形で、将来はどうかということで答えさせてください。
市場全体としては非常に大きくなっていくと思います。中国やインドなどのアジア諸国も益々経済発展を遂げるでしょうし、欧米のみならず先物市場の発展は間違いないと思います。ただ、現在の取引員は数が減少し多角化が進んでいるでしょうね。異業種や海外勢も日本に上陸してくるでしょうから、競争は益々激化すると思います。有力商品は現在の石油関連や貴金属、農産物の他に、非鉄金属(特に銅)が考えられます。
   
   

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