インタビュー【第30回-3】

オーテック株式会社によるインタビュー。

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【第30回-3】
AZPlanning 代表取締役社長 片川 孝雄 様

片川様へのインタビューも今回が3回目です。これまでは古いお話が多く、昔話のような錯覚にも陥りましたが、これからは最近の話題にも触れていただきたいと思います。業界の第三次オンについてもお聞きしています。
 
オーテック ―その後の変化は何でしょうか。
片川様 何と言ってもネット取引です。先行する取引員が平成2年頃からネット取引に参入したと思います。証券に比べてもネット取引は商品先物取引業界の取り組みは早かったのではないでしょうか。ただ、取引手法がザラバと板寄せの両方がありましたし、ザラバ取引の処理に工夫が必要でしたから、各社とも頭を悩ませていましたね。ネット取引ができるようになってからは、各社ともリアル処理化に精力を注ぎました.今ではリアル処理は当たり前のことですが、委託者サービスが格段進むとはいっても、システムの全面改修が必要でしたから、当時としてはコスト面と収益面の両方を睨みながら進めていたと思います。
オーテック ―その後の変化についてお話ください。
片川様 私が在籍していた取引員では平成の声を聞くころ、オフコンから汎用機にリプレースしました。当然ですが、コストも嵩むわけですし、大型マシンにすることで更なる安全性、利便性、スピーディーさを要求されるわけです。それでなくとも、経営陣からは「コンピュータは麻薬のようなもの。便利かもしれないが金食い虫と同じだ」なんて言われていましたから、私が行ったことは目に見えた変化。つまり、全ての営業社員に注文処理を端末からやってもらい、注文処理に係るコストを大幅に削減しました。その考えが御社のシステムに生きていると認識しています。
オーテック ―その頃は貴金属の取引がシステムによるザラバ取引になっていましたし、農水省系の取引所ではシステムによる板寄せ取引が始まりましたね。
片川様 そうですね。取引員各社はザラバ取引のためにシステムを入れ替えたところも多かったと思います。何しろ、ザラバ取引は時間との勝負ですし、約定通知も出合いごとですから、トランザクション量も大幅に増えました。しかも、連続立会いですからミスは許されません。この頃の業界の電算担当者が一番悩んだ時期でしょうね。実は貴金属の上場とシステムによるザラバ取引が開始された時に、商品取引員は大衆化路線のための新たなビジネスモデルを構築すべきだったと思っています。特に金は、一般の人が現受けすることも可能ですし、親しみやすい商品ですから、新たなビジネスモデルで、投資家の気持ちをグッと引き寄せて欲しかったですね。
   
   

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