【第35回-2】
住商エレクトレード株式会社 大橋 俊克様
引き続き、住商エレクトレードの大橋社長にお話を伺っています。今回は、商品先物取引業界の現状分析を中心に、大橋社長が参加されているFIAJのバイサイド・コミッティーでのご様子等をお伺いしています。ご期待下さい。 |
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| オーテック | ―日本の商品先物市場は96年をピークに市場規模が減少し続けています。また、04年をピークに売買高も大幅に減少しています。様々な原因があろうかと思いますが、代表的なものを理由をつけて幾つか上げてください。 |
| 大橋様 | 幾つか原因が考えられますね。一つは04年まで順調に売買高が伸びていたのでそれに安住したのでしょう。二つ目は取引所が会員組織であったことからシステムや取引所改革に対して硬直的であったということでしょう。法整備も遅れてしまったような気がします。05年の法改正による勧誘規制については、重要な原因だと思いますが、それは悪いイメージが定着していたからでしょうね。と言うことは、業界の一部に無理な営業があったのかなと考えてしまいますし、それに代わる新たなビジネスモデルも探せないでいたと言うことでしょうね。 |
| オーテック | ―ただいまご指摘の05年の法律改正による勧誘規制の強化は、海外の流れをみれば容易に推察することが出来ました。当然ですが、そのときにビジネスモデルの変換も求められていたと思います。それが、出来なかったということだと思いますが、何か原因はあるのでしょうか。 |
| 大橋様 | これは取引員の経営者に危機意識が欠如していたと考えています。中には、先手を打って新たな取り組みをする取引員もあったと思います。しかし、取組や売買高が減少して流動性が細り、当初の目標を達成することが出来なくなってしまいましたね。従って、取引員全部が変換できなかったのではなく、取り組み方に濃淡の違いがくっきりと現れてきたのだろうと思っています。 |
| オーテック | ―大橋様は商品先物取引業界の発展のために、様々な会合でご尽力されていると聞いています。現在はどのような会議に参加されているのでしょうか。また、それぞれの会議のご様子等をお聞かせ下さい。 |
| 大橋様 | 私が会議に参加しているのはFIAJ(米国先物協会日本支部)のバイサイド・コミッティーです。バイサイド・コミッティーでは市場振興を目的に、バイサイドからみた提言を纏めています。会議の内容といいますと、草の根レベルといいますか現場から見た提言であり、取引所や主務省にとっては耳が痛いことかもしれません。でも、それを機会があるごとに伝えるように心がけています。 |
| オーテック | ―様々な会議に参加して「商品先物取引業界の課題」は何だと思われましたか。出来れば具体的にお願いいたします。 |
| 大橋様 | 産業構造審議会や取引所、JCCH等で出されている内容等は、大所高所からの意見ですので、実行段階では総論賛成・各論反対に陥りやすいリスクがあります。必要なことは統一性を持って具体的に改革を進めることだと思いますが、それには実際の現場からの視点が不可欠だと考えています。 |
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