【第35回-3】
住商エレクトレード株式会社 大橋 俊克様
引き続き、住商エレクトレードの大橋社長にお話を伺っています。今回はプロ化の問題、総合取引所構想の問題、異業種の参入等を含む業界再編等、商品取引員の皆様にとって、関心の高い事柄をお聞きしています。是非、ご期待下さい。 |
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| オーテック | ―市場のプロ化が叫ばれていますが、一部の商品取引員からは市場のプロ化は厳しいとの声が上がっています。その理由として、日本での産業構造やこれまでの商品先物市場の生い立ちがプロ化の市場に合わないと耳にします。如何でしょうか。 |
| 大橋様 | 好むと好まざるに関わらずプロ化は不可避だと考えています。今回のプロ化のコンセプトはアマチュアを排除するものではなく、プロも参入しやすい市場を作ると言うことだと思います。つまり、新しい層の市場参入を図り、市場参加者の多様性を図ることで健全な市場を構築し、流動性回復を狙うものです。新たな参加者層もブローカーを通じなければ入れないわけですから、ブローカーは新規参入者が好むノウハウを持っているかが重要になります。ノウハウはサービスの品揃えでもありますし、当然ですが質も要求されます。また、時代の変化に対応する能力も必要になるということでしょう。 具体的に言いますと、当業者の立場に立ったヘッジ戦略を立案してそれをプレゼンできる能力が必要であり、一方、投資目的の投資家に対しては運用戦略を立案してそれをプレゼンできる能力を持つことでお客様がついてくるということです。 |
| オーテック | ―昨今、総合取引所構想が持ち上がっており、商品取引員は戦々恐々で成り行きを見つめています。この問題について簡単で結構ですので解説をお願いします。 |
| 大橋様 | 簡単に言えば、総合取引所になることはチャンスです。別に恐れる必要もありません。例えば、取引所システムや税制面、或いは裁定取引が可能なETF取引、法制の問題、JCCHの問題など、商品業界の課題等を解決するには、総合取引所構想は非常に有効だと考えます。また、取引員にとっては取引商品の品揃えが多くなるわけですし、間口を広げることにもなりますから、けして悪い話ではないと考えます。ただ、間口が広がるということは競争激化に繋がりますから、更なる業界再編にも繋がります。要は、投資仲介のプロとしての資質による優劣がつくと言う事だと思います。 |
| オーテック | ―商品先物取引業界は商品取引員の再編や異業種の参入が続いております。この傾向は今後も続くのでしょうか。そして、それは何故でしょうか。 |
| 大橋様 | 間違いなく続くでしょうね。証券だけではなく金融や外資も参入するでしょう。何故そうなるかといいますと、商品先物取引業界が魅力的だからですよ。また、証券取引所や金融取引所からみても魅力を感じると思いますね。だから、東京工業品取引所が株式会社化されたのを機に、色々なアプローチが多くなると思います。却って、その中にいる商品業界に関係している人達が魅力を感じていないかもしれません。 |
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