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インタビュー【第36回-3】

オーテック株式会社によるインタビュー。

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【第37回-1】
FIAジャパン 茂木 様

 今回からFIAジャパンの茂木副理事長にお話を伺います。茂木様は日本の商品先物業界の発展にロマンを感じていらっしゃいます。その熱い思いをお話頂くと同時に、世界から見た日本の商品先物市場について、様々な問題点、またそれらの解決策等を詳細にお聞きしています。今回はお話の内容が多岐に渡ることから、6回シリーズでお届けします。

オーテック

 ―本日は大変お忙しいところ、オーテックHPのインタビュー企画にご賛同いただきまして感謝申し上げます。先ずは自己紹介と現在のお仕事についてお聞かせください。

茂木様

 現在ニュー・エッジ・ジャパン証券株式会社の取締役副会長として仕事をしております。同時に弊社の極東アジア地区及び環太平洋地区のエネルギー市場に関する包括的な責任者としての職務があります。仕事の内容としては、デリバティブ全般(上場先物・OTC)であり、顧客の市場管理リスクに関することなど多岐に渡っています。
公にはFIAジャパンの副理事長を仰せつかっています。同時にFIAジャパンが持っている部会の中では、商品先物取引部会のチェアマンを前期まで行っていました。近々、改選がありますので再びということもありえますが・・・。もう一つはFIAジャパンのクリアリング・コミッティ・メンバーとして活動しています。さらに、産業構造審議会の海外先物サブ・コミッティ、また経済産業省などにおけるクリアリング機能の充実を図るための研究会への参加などがあります。

オーテック ―茂木様は国内外の商品先物取引というよりの、金融投資商品のスペシャリストだとお聞きしています。これまでのご経歴と、日本の商品先物取引業との関わりについてお聞かせ下さい。

茂木様

私は日本の商品先物業界から身を起こしています。そこで、海外勤務を12年強経験しました。赴任先としては東南アジア、米国、ヨーロッパがありました。中でも米国勤務が全体の半分を占めています。それが国内外、或いはグローバル(的)な先物取引の知識を吸収できたこと、また多くの人脈を構築できた要因ですね。
延べでいいますと、もうかれこれ商品先物取引業(国内外を問わず)に従事して40年になろうとしています。その大半は外国市場、特に欧米市場の絡みの仕事でした。それは、国内にいようが海外にいようが・・・。
スタートが国内の商品先物取引業ですから、日本の商品先物市場は私の故郷のようなものです(笑)。ですから、日本のグローバルゼーションの道を付けようというのが私の当業界におけるロマンでしたね

オーテック  ―茂木様は商品先物取引業界の発展のために、様々な会合でご尽力されていると聞いています。その一つがFIAジャパン様における商品先物取引に関する普及活動と理解しております。勉強不足で恐縮ですが、FIAジャパン様の設立目的等を詳細にお聞かせ下さい。

茂木様

 FIA は世界本部を米国ワシントンに有する世界最大の国際的先物業業界(産業振興協会)であり、世界市場総出来高(2008年実績178億枚)の大半を同協会会員にて占有するばかりでなく、先物市場振興にかかわる討議の場の提供、制度政策にかかわる規制当局への提案、業界内外における教育啓蒙、規制当局及び業界間における情報交換の促進等、市場促進に関わる広範囲な業界活動を行っています。FIA ジャパン(FIAJ)は1988年、歴史あるわが国商品先物市場を背景とする金融、及び株価指数先物市場の設立設計が進む中、世界の大手先物業者及び市場参加者が発起人6~7名において、商品、証券、金融市場を横断するわが国唯一の先物協会として設立されました。
現在69社(一部個人)のプロフェッショナルが参加する産業団体に成長、わが国における積極的な業界活動を展開しています。昨今の活動はわが国市場をアジア市場の中核市場とする市場活性化のために不可欠と判断される清算機構への提言、市場電子化に伴うIT環境の整備に関わるセミナー等、活発な活動が行われています。 私的な見解ではありますが、わが国のデリバティブ市場は諸外国が個々に持つ独自の環境と比べ大変恵まれた発展要素を持っています。問題はかかる要素を運用できていない事にあると考えます。わが国の歴史文化に束縛されることなく、行政の垣根を越えた、且つ、よりグローバルな視野に立って市場発展の戦略を構築することが重要であると思います。