【第37回-4】FIAジャパン 茂木 様
| オーテック | ―5月の連休明けから、東京工業品取引所で新システムが稼動しました。同時に取引時間も延長され期待値は高いと思います。如何でしょうか。 |
| 茂木様 | 東京工業品取引所の新システム導入は、単に「次世代システムを |
| オーテック | ―日本でこれまでおざなりにされてきたものに啓蒙活動があると考えています。CME等は年間予算の3割程度が啓蒙活動予算と聞いたことがあります。どのようなことを行っているのでしょうか。 |
| 茂木様 | 海外の場合、比率は理解していませんが、かなり多額の費用をプロフェッショナル向けに啓蒙教育活動に宛てていることは間違いありません。前回もお話しましたが、日本の商品先物市場は市場流動性の根源を大衆投機取引に過度に依存してきた取引所、受託業者の経営姿勢が歴史背景にあります。このことが市場の近代化と、健全な市場流動性の育成にブレーキをかけ続けてきた要因の一つと考えています。このことがお尋ねの点の背景にあるのでしょうね。 |
| オーテック | ―何故、日本では行われてこなかったのでしょうか。 |
| 茂木様 | これは答えは簡単です。本件においても市場流動性の多くを大衆投機に依存してきた事が市場イメージなどを低下させた事、取引所諸規定ルール等が大衆投機取引またその保護を主体とするものとなり、プロフェッショナル取引には適合しない商品、市場設計に傾いた事、簡単に言えば取引所の取引啓蒙促進活動の効果を業界が持つ委託者関連問題の多発化により減少させたものと考えます、更には、取引所行政にあって市場参加者の意見をより多く取引所経営に反映させるべきであったとも思われます。市場の繁栄のための本来の声は多様なプロフェッショナルな市場参加者からの発想に依存するものが大であります。 |

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