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インタビュー【第36回-3】

オーテック株式会社によるインタビュー。

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【第38回-1】経済ルック社 村尾 様

 今回から経済ルック社 村尾様にお話を伺います。業界を記者の目線でお話していただきます。第1回目は05年の法律改正以降を中心に業界の変化についてお話を伺いました。非常に興味深いお話です。ご期待下さい。

オーテック

―村尾様の商品先物業界との関わりからお願い致します。

村尾様

 私の商品先物取引業界との関わりは経済ルック社に入ってからです。それまでは商品先物取引のことを全く知りませんでした。物を書いたり編集する仕事がしたくて探しているときに、たまたま経済ルック社が記者を募集していて入社しました。ほかに、教育関係や貿易関係でも募集はありましたが、今ではこの業界に入ってよかったと思っています。

 2004年入社ですから今年で6年目です。何も分からず入社しましたが、業界は凄く盛り上がっていて絶頂期でした。ところが,翌05年には法律改正で行為規制が強化されると言われていましたから、営業活動は厳しくなるだろうという声が上がっていましたね。とにかく派手な業界に来たという印象は今でも覚えています。

オーテック

―商品先物取引業界を担当されてから5年半が経過ということは、当業界の変化を肌で感じたわけですね。

村尾様

 私が入社してからは、一方的に右肩下がりの状態が続いています。当社は行政新聞の「フューチャーズ・トリビューン」を40年近く発行しておりますが、残念ながら部数的にもかなり影響が出ています。

 変化といいますと、業界規模が何もかも縮小しました。取引所数、取引員数、委託者数、預かり証拠金、取組高・・・、寂しいですね。それに、業界内部でも大きな変化がありました。感覚的な部分も大きいですが、入社当時は業界全体が1つにまとまり団結しているように感じました。しかし今は各取引所、取引員ともまとまりが無くなり、それぞれバラバラの方向を向いてしまっている状態です。ザラバ・板寄せ問題で揺れていたり、連携先を探していたりと取引所ごとに問題を抱え、取引員も資金的に余裕がなくなり「取引所はいっそ1つになればいい」という極論まで聞こえてきます。

オーテック

―2005年法律改正以降、商品取引員様は非常に厳しい状況が続いております。様々な取材を通じてどのように感じておられますか。

村尾様

 営業行為ががんじがらめにされてしまい、まともな営業を行っていたところも縛りがきつくて大変だと悲鳴をあげています。そして雰囲気も悪くなりました。取材先でも「いつリストラされるか分からない」という声をボソッと漏らす人もいましたが、社員の不安が雰囲気の悪さに繋がるのでしょうね。こうなると若い人材が育ちません。スパイラル的な悪化と感じています。私が入社した平成16年当時は営業社員の数が16000人でしたが、現在は4000人ですよ。寂しい限りです。

オーテック

―法律改正などの制度面以外での影響は何か考えられますか?

村尾様

 取引員の意識の問題が一番大きいと感じます。数字には直接表れませんが、考え方が全体的にマイナス思考になっていると思います。例えば、勧誘でも苦情を言われないようにすることばかり考えて、萎縮している外務員が多いと聞いています。

 もう一つは、取引員の経営悪化で多くのベテランがリストラされ業界を去りました。若い社員が前線で働ける状況はいいと思うのですが、若い人に教える人がいませんよね。そうすると、結局モチベーションが低下し、業界を捨てて異業種に行ってしまいます。これは良い傾向ではないと思うのですが・・・。