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インタビュー【第38回-4】

オーテック株式会社によるインタビュー。

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【第38回-4】
経済ルック社 村尾 様

引き続き経済ルック社 村尾様にお話を伺いました。今回は業界の将来像などがメインテーマです。他には、気になるコメ問題にも切り込んでいただきました。ご期待下さい。

オーテック ―FX市場のレバレッジ25倍が話題になっています。業者は勿論のこと、投資家にも不満が多いと聞いています。如何でしょうか。

村尾様  投資家の意見は直接聞いていませんが、レバレッジの高さはやはり投資妙味に直結するようです。投資家が撤退すれば、必然的に業者も淘汰されますから、商品取引員のFX市場撤退も不自然な流れではありません。
ただFXに旨味を感じなくなった投資家が商品先物取引に移るかというと、そう簡単にはいかないようです。高リスクを求める投資家は、すでにCFDを始めています。ただ、商品先物取引にも根強いファンはいますし、まだまだ参加者を開拓できると思います。

 一方、業者側もCFDなどの新しい取引手法が生まれて、新たな収益源として注目している社が多いです。CFDについては、取引所も今後扱う方針を示していますが、国内市場の上場商品は、現状の出来高では価格指標になり得ないです。CFDの他にもETFなどの新たな金融商品が開発されていますが、商品取引員はやはり商品に愛着をもっている人が多く、FX、CFD、ETFは一時の“逃げ場”であってメインにはなりきれないでしょうね。もっとも経営者が代替わりすれば、その辺もドライになってくるかも知れません。

オーテック ―次はコメ上場問題についてお尋ねします。近々再申請とも言われていましたが、東京穀物商品取引所は当面見送りの姿勢のようですね。何か支障があるのでしょうか。

村尾様  支障というより、仮に今すぐコメを上場しても、出来高はそれほど増えないと思います。米は主食であり身近な商品ですが、「商品を知っている」ことと「取引に参加する」ことは完全に別のこととしてとらえる必要があります。コメは日本人にとって特別な商品と言えますが、それだけに関わっている人も多く、関係団体それぞれの利権等を考えると、調整は極めて難しいと言えます。とはいえ、いずれは上場されるでしょうね。

オーテック ―商品先物取引業界の将来、具体的には5年後、10年後はどのようになっているとお考えですか。

村尾様 これは私個人の意見として答えましょう。

(1) 東京工業品取引所は海外からのオーダーを中心に、プロの市場として変化しているでしょうね。
(2) 東京穀物商品取引所は株式会社化された後、関西商品取引所と合併し、独自戦略によるローカル市場を形成していると思います。板寄せ手法は継続し、米、小麦、豚肉を上場しているでしょう。個人の取引参加者が中心になっているでしょう。
(3) プロパーの商品取引員は25社程度で当面推移するでしょうが、農産物については当業者の参加が徐々に増えてくると予想します。
(4) 業態的には専業、プロップ、当業者、外資、取次の棲み分けが確立されていると思います。

オーテック ―弊社のホームページには多くの方がお見えになります。経済ルック様のご紹介をお願い致します。

村尾様  経済ルックが発行するフューチャーズトリビューンは、数ある業界紙の中でも古参であり、商品先物取引業界の歴史の生き証人でもあると自負しています。フューチャーズトリビューンは、商品取引員側に立ってものをいう業界紙として高い評価を頂いていますが、これは創刊のときからのコンセプトなんです。

 ただ、取引員の肩を持つだけではありません。時には苦言も呈しています。さらに問題提起も積極的に行っています。商品先物市場の発展に寄与すべく、事実関係の報道は勿論のこと、発表された内容についても論評を加えて報道しています。今は厳しい状況ですが、フューチャーズトリビューンは商品取引員をいつも応援しています。
今後とも経済ルック社、フューチャーズトリビューンをよろしくお願い致します。