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インタビュー【第38回-4】

オーテック株式会社によるインタビュー。

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【第39回- 4】
第一商品株式会社 専務取締役 鈴木 伸一 様

 引き続き第一商品株式会社 鈴木伸一専務取締役様にお話伺っております。セミナーは勧誘手段ではなくPR手段であり、情報サービスの一つであると仰っている鈴木専務様。参加者の声と共に、非常に興味深い話が聞けています。是非、ご期待下さい。

オーテック

―数年前からは積極的にセミナー営業を行っておられます。業界では「第一商品様と同じ日にセミナーをしないようにしている」との声も聞きます。お客様の反応等をお聞かせ下さい。

鈴木様

 当社はセミナー営業をやっているとも言われているようですね。しかし、当社は皆さんが言われるように思っていません。セミナーは勧誘手法ではなく、PRとしての宣伝活動であり、そして情報サービスの一つとして位置付けています。セミナー参加者に即勧誘では、そのうち悪評が立ち、マニアックな人以外は参加者がいなくなってしまうと思っています。当社では定期講演会は79年1月から毎月開催しており、その後、単発の大きな講演会に変えましたが、20年前の89年7月から現在のようなセミナーを毎月定期的に各営業拠点において開催しています。参加者は毎月1000名前後で、参加者の60%が潜在顧客です。ここで、最近の会場でのアンケートから参加者の声をお知らせしましょう。

 ・株式投資歴は長いが、商品市場の知識が身につき、幅広い分析
  ができるようになった。(セミナーには毎月参加している方)

 ・第一商品は金の専門家がいて、理論的な分析が気に入っている。
  また、ディーリングの第一線で活躍している人の講演は貴重な
  情報源だ。(根っからの商品先物ファン)

 ・担当者に勧められて参加したが、あまりにも活況に驚いた。
  株しか知らなかったが、今では金の情報を携帯電話と日経新聞で
  毎日チェックしている。(金地金購入者)

 ・講師の説明を聞き、自己責任と勉強の大切さが分かった。
  行き当たりばったりの売買からはもう卒業だ。(他社で先物取引を
  売買している人)

オーテック

―FXの売買高も非常に多いと聞いております。業界で唯一、商品とFXが両立している商品取引員といわれておりますが、差し支えの無い範囲で成功の秘訣をお聞かせ下さい。

鈴木様

 当社のFXは預かり高の割に売買高は多くありません。当社のFXの特徴は取引単位が最低5万通かと大きく、レバレッジも10倍前後に抑えており、顧客には売買収益よりも金利収益を追及していただく方針で臨んでいます。ネット取引も提供していますが、あくまで顧客サービスの一環であり、主流は資産運用の助言サービスを行う対面営業です。

 商品先物取引の営業部門とは別に外国為替事業部を設置し、9営業拠点で営業サービスを行っています。昨年の世界金融危機以降、外貨の金利が大幅に低下しており、今後は規制強化も予測されますから、環境は非常に厳しくなっています。

オーテック

―先の国会で不招請勧誘の禁止が決議され、凡そ1年後からは実際に導入されます。第一商品様にはこれまでの営業スタイルを考えればチャンスと言えるのではないでしょうか。

鈴木様

 商規制の強化によって業界の収縮が止まらず大ピンチの状況において、当社だけが発展することは出来ないと思います。しかし、かつてない好環境のもと、当社では企業理念に基づく基本方針を推し進めることで、金を中心に別の意味で非常に大きなチャンスであると考えています。

 不招請勧誘禁止が導入されてもFXで既に経験しており、商品先物取引に関してもその対応は基本的に出来ていると考えています。

 しかし、資料請求があっても、顧客の明確な自発性を求めるために手間や時間がかかる上、勧誘要請等も挙証も残していかなければならないので、勧誘の手続き等において、またプロセスが増えることが営業促進上で大きな障害になると懸念しています。さらに、お客様の方からどんどんやって来ていただける戦略を推進して行かなければならないと思っています。

  現在、損失限定取引等が検討されていますが、顧客や市場にとって有効なのかどうかも含めて考える必要があるのではないでしょうか。何れにしても、不招請勧誘の禁止は業界を一変させる出来事になると思いますが・・・。