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インタビュー【第38回-4】

オーテック株式会社によるインタビュー。

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【第40回-2】
株式会社東京工業品取引所 小野里光博 執行役

 引き続き株式会社東京工業品取引所の小野里執行役にお話を伺っています。今回は商品先物取引業界で頻繁に行われているセミナーにスポットを当ててお話を伺いました。勧誘規制が強化される中で、セミナーは有力な手段です。ご期待下さい。

オーテック

―昨年から商品取引所が主催、共催を問わず多くのセミナーを開催されています。商品取引所がセミナーに参加するのは啓蒙の意味も強く、非常に素晴らしいことだと思っています。商品取引員の協賛にも参加されており、今後に非常に期待が持てます。

小野里様

 東京工業品取引所も株式会社になりましたから、株主利益を実現するために様々な事業に取り組む必要があります。また現在、商品先物取引業界は厳しい状況にありますから、業界のV字回復を行う上で役に立つのであれば、セミナーにも積極的に参画したいと思っています。取引員セミナーへの協力は以前からやろうと思っていましたので、今後も継続して行きたいと思っています。実は取引員や振興協会のセミナーでは、取引所が普段接することのない投資家から直接意見を伺うことができますので、我々としても参考になることが多いのです。ただ取引所の役職員の立場上、相場動向など話せないこともありますので、そこは理解していただきたいところです。

オーテック

―過日は独立行政法人「中小企業基盤整備機構」のセミナーで、小野里様は講師として「商品先物市場を活用したリスクヘッジ」と題する講演をされました。講演内容と皆様の反応をお聞かせください。

小野里様

 一昨年の原油価格の高騰により経営難に陥る中小企業が数多く現れましたが、石油価格を先物でヘッジしておけばこうした事態は防げたのではないか、という問題意識から、先物協会が中心となって中小企業のヘッジニーズの掘り起こしを始めました。中小企業の大半は先物取引を利用したヘッジ手段というものがあるということ自体ご存じない、という現実を踏まえて、中小企業基盤整備機構ともご相談の上、まず啓発的なセミナーを開こうということになった訳です。

 ですから講演の内容は、先物取引を利用したリスクヘッジの考え方が中心になるはずなのですが、それ以前に先物取引そのものがよく分からないという方が多いということで、先物取引の仕組みについても丁寧に解説をしたつもりです。また、我々も当業者の方々を相手に先物取引を利用したヘッジの説明をしてきた経験がありますが、リスクヘッジの必要性についても疑問や誤った理解を抱いている方々が多数おられたので、その点についてもかなりの時間を割きました。

 今後もヘッジャーということであれば、業界団体やメーカー等を営業部が個別に訪問しますし、金融機関の場合は制度の問題が絡みますので、経営企画部と営業部が共同で対応します。今後も商品先物取引の啓蒙を積極的に行って参りたいと思っています。

オーテック

―オーテックでも業界繁栄のためにセミナーのお手伝いを計画しています。業界向けというより、今後、業界に携わって欲しい方たちへのセミナーです。例えば、会計士や税理士、保険代理店、証券IB業者、地場証券、自動車販売会社などです。将来のIB解禁を見越してのことなのですが、如何なのでしょうか。また、取引所様と共催ということもできるのでしょうか。

小野里様

 なるほど、会計士や税理士、保険代理店、自動車販売会社が仲介者になると底辺は広がりますね。今名前の挙がった職業は、顧客ネットワークの要に位置し、日々顧客と接している方々ですから、商品先物取引のサポーターとなっていただければ、委託者層の拡大に大きな効果が期待できます。非常に興味深い話だと思います。商品先物市場が活性化する話であれば、取引所としても出来る限り協力致しますので、是非実現していただきたいと思います。

 実は私も、平日の夜間や休日に、「先物やオプションに興味があるので勉強したい」という大学生のゼミや社会人の自主的な集まりに手弁当で出掛けて行って、何回か話をしているんですよ。学生と社会人とでは話す内容は多少異なりますが、いずれも非常に有意義なことだと思います。