【第41回-3】
株式会社マネースクウェア・ジャパン
代表取締役 山本久敏 様
株式会社マネースクウェア・ジャパン代表取締役社長山本久敏様のインタビュー3回目です。株式会社マネースクウェア・ジャパン様は大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場に上場しています。設立後から上場に関する事柄や、山本社長様が考えるビジネスモデルについても紹介していただきました。ご期待下さい。 |
|
| オーテック | ―ビジネスモデルについてや、上場に関する事柄をお聞かせください。 |
| 山本様 | 当社は、当初、電話だけの取引からスタートいたしました。しかし、業界自体の法整備などがまだ行われていなかったことから参入障壁が低く、金融以外の様々な業界の企業がFX事業に参入してまいりました。その後、手数料の値引き競争(結局、現在はほとんどのFX業者が手数料ゼロになっています)、常識では考えられないような高いレバレッジによる競争、これもまた常識を逸脱してしまっている極狭なスプレッドの提供などによる競争に移っていくのですが、実は、当社も設立当初は実験的に手数料ゼロによるFX取引を実施してみたことがありました。しかし、時間が経つにつれ手数料がゼロであるがゆえに、我々が考える資産運用としてのFX取引から徐々に取引行為が乖離していくお客様が多いことに気付きました。 FX取引は24時間取引可能な商品ですから、手数料がゼロであれば、毎営業日、24時間、1銭(1ポイント)でも保有ポジションに対して有利に為替が変動すれば収益を得ることができます。そのため、お客様も寝ずに何度も何度も頻繁に電話をかけてこられて売買を繰り返すようになり、気が付けばゲーム感覚、あるいは中毒のように、本当にいつ睡眠をとられているかもわからない程、のめり込まれるお客様もいらっしゃいました。私達も、これでは、お客様のお身体が心配になりますし、お客様の中には実際にお身体の不調をうったえられた方もいらっしゃいました。 また、頻繁に売買を繰り返すので、私達から見て、無理な取引、無駄な取引と思われるような取引も散見されるようになりました。そうなると、当然の如く頻繁に損切りをするための取引も多くなり、お客様にとって、結局のところ、なかなか収益獲得に至らないということも確認できました。 以上のようなことを総合的に考えると、無理な取引、無駄な取引を削減していくためには、取引に対する手数料を設定することは非常に重要なことであるということを認識することができました。取引に対する手数料が発生すれば、お客様も一回一回の約定毎に一呼吸置いてじっくり取り組むことができます。 また、当初は、証拠金に関しても、最低預託金200万円からスタート(現在は『M2Jプレミアム』コースが最低預託金200万円からとなっております)としておりましたので、余裕をもって長く取引していただくことがこのFX取引には重要だと考えておりました。レバレッジに関しても100倍、200倍、さらには400倍をも超えるレバレッジを提供するFX業者が存在するようになっても、当社は、投機ではなく投資商品としてこのFX取引を提供していきたいと考えておりましたので、お客様には「10~20倍の投資をするのではなく、10分の1~20分の1の資金で資産運用することができる」という発想をお持ち頂くようにしています。結論は同じですが、これも無理な取引をお客様から取り除くために、非常に重要な考え方だと思っています。 お客様から、無理な取引、無駄な取引を取り除き、ゆとりを持って長く取引をしていただく、それが、お客様にとっても当社にとっても最終的な利益につながると考えています。 今日、FX業界は規制強化の方向に進んでおりますが、当社はこの規制強化の局面においても当社が改善しなければならないことはほとんどありませんでした。これは、当社がゆるぎない信念で行ってきたことが正しく方針は間違いなかったということ、また、当社がさらなる優位性を発揮するときがやってきたことを意味していると考えております。 さて、次に当社の株式上場についてお話しましょう。 当社は設立以来、FX取引の未経験者にも適応可能な低レバレッジ商品の開発、オンラインサービス、お客様の資産を信託勘定にて時価で保全するストラクチャー等をリリースすることで、個人投資家が安心して快適に資産運用を行える環境の提供を第一に考えて参りました。その結果、2005年の改正金融先物取引法施行以降、当社のその経営姿勢は多くのお客様の厚い支持を得ることができ、企業規模の拡大につながりました。 しかし、当社が株式上場の最大の目的としていたのは、FX取引自体の金融商品としての認知度の向上を図ることでした。当社は、金融業界におけるFX業者としての社会的な責務を全うするためには、金融庁への登録だけではなく、株式上場を果たすことが一番の手段であり、上場することで、FX取引の認知度、当社及び業界全体の社会的信用度並びに知名度が向上し、FX業界全体が健全に成長していくことを期待して、株式上場を目指しました。 そして、当社が更なる顧客満足を志向した経営及び企業規模の拡大を目指すためには、自己資本の充実による経営の安定化、充実した顧客サービスの拡充、戦略的なシステム投資を含めた設備投資などが必要であり、中長期的な経営戦略・事業戦略を実現するためには、資本市場からの資金調達を含めた資金調達能力の拡大が必要不可欠であり、株式上場の実現を目指しました。その結果、2007年10月25日に大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場に上場いたしました。 FX業界への規制強化とともに、今後のFXビジネスは、レバレッジやスプレッドと言ったいわゆる商品スペックの違いによる戦いから、それぞれのFX業者が提供するサービスの内容、質による戦いへと変化してきております。しかし、どれだけ有益な投資情報を提供したとしても、将来の為替の値動きは誰にもわかるものではなく、情報の分析・判断は非常に難しいものです。特にプロではない多くの個人投資家の皆様にとっては、内容も難しく、一段とハードルが高くなってしまうでしょう。 従って、投資に関する難しい情報を提供するよりも、初めてFX取引をされるお客様やある程度ご経験のあるお客様であっても、たいした情報がなくても、また、将来の値動きなどを推測することができなくても、収益獲得を狙える仕組みを提供することが重要ではないでしょうか? そこで、当社が採った戦略は、日常いつも忙しいお客様が、有益な情報を持っておらず、相場を頻繁に見ることができなくても、いわゆる「ワナ(=トラップ)」を仕掛けておくことによって、取引に参加できる、または収益獲得の機会を逃すことがないように注文発注機能を充実させることでした。この「ワナ」や詳細については後ほどお話します。 |
株式会社マネースクウェア・ジャパン |
|

サイトマップ



