金ミニ取引の有用性

オーテック株式会社による業界展望等。

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金ミニ取引の有用性

   金ミニ市場(100g=100倍)が開設されて1ヶ月が経過しました。現状では建玉ベースで通常市場(1000g=1000倍)の約1/10、売買高ベースでは約1/30で推移していますが、何れ見直しされて両市場はほぼ拮抗する規模になるものと考えています。参考になるのは日経225先物ミニ市場です。日経225先物市場が1000倍、日経225ミニ市場が100倍と、金のそれぞれの市場と同じ倍率の差になっていますから、比較するのには好都合です。
   大阪商品取引所が先頃07年7月のデリバティブ商品の売買状況を発表しましたが、ミニ市場の躍進振りにはただただ驚かされるばかりです。参考までに売買状況を示します。

  07年7月売買高 前年同月比 07年7月末取組高
 日経225先物 約197万枚  8%増  約36万枚 
 日経ミニ先物 約405万枚  比較対象なし  約30万枚 
 オプション取引 約217万枚  1%増  約96万枚 
 合 計 約8217万枚  94%増  約162万枚 


日経ミニ先物の前年同月比は昨年はスタートしたばかりで比較できません。07年7月の売買高は上場以来の最高値でありました。

日経225先物と日経ミニ先物の取組高はメジャー限月(3・6・9・12)の発表はありましたが、他限月の発表が無いため、およその数字を記しました。従って、合計もおよその数字です。

オプション取引の取組高はコール・プットの合計です。


   ミニ市場は取組高では及ばないものの、売買高は通常市場を遥かに凌ぐまでに成長しています。日経ミニ先物市場は昨年7月に開始され、当初から現物取引を行なっている個人投資家のヘッジ対策市場として利用されました。ただ、当初はレバレッジが効いた先物取引ということで非常に慎重なスタートでしたが、1ヶ月もすると個人投資家もなれてきたのか、積極売買用の投資商品として人気を博しています。現在では、証券会社の自己や機関投資家も、日経225との組み合わせにミニ市場を使っており、今後も飛躍的な伸びを示すのではないかと思っております。
   弊社では金ミニ市場も同じ道を辿ると考えています。ミニ市場の活用方法は、
・通常市場や金ETFとの裁定取引 ・小口委託者の先物取引勉強用 ・証券経験者の勉強用・金現物保有者のヘッジ用などが考えられます。投資家の大半がハイリスク・ハイリターンを望んでいるわけではありません。そういう投資家にはミニ市場はピッタリな商品だと考えられます。金ミニ市場の活用を本格的にお考えになったら如何でしょうか。