戦略的アウトソーシング

オーテック株式会社による業界展望等。

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戦略的アウトソーシング

   一時期、戦略的情報システム(SIS=Strategic Information System=企業の競争戦略を支援・策定することを目的にした情報技術の利用システム。また、それを実現するためにコンピューター・通信ネットワークを統合したソフトウエアの体系)という言葉が流行し、企業は競争時代を勝ち抜くためにコンピュータ・システムに多額の資源(人・金)をつぎ込みました。

   ところが、最近はSISという言葉をあまり耳にしません。実はSISに置き換わっている言葉があります。それが、戦略的アウトソーシング(Strategic Outsourcing)です。

戦略的アウトソーシング=戦略的アウトソーシングは、自社が得意とする分野へ限られた経営資源(人・モノ・金)を集中するため、ビジネスプロセスの中にアウトソーシングによって外部資源を取り入れることを意味します。また、その内容として「高度な外部資源の利用」「固定費の変動費化」「柔軟な業務プロセスの確保」「業務変革の迅速化」「設備投資負担の軽減」などがあります。

   もともと、アウトソーシングは企業や行政の業務のうち専門的なものについて、それをより得意とする外部の企業等に委託し、専門的な分野に投入する資源を削減するために始まりました。最近では、企業を取り巻く環境の変化が早い上に、グローバル化や技術革新が日進月歩で進んでおり、それらに素早く対応するためには、資源をコアに集中することが求められ、実戦的な経営手法としてアウトソーシングが不可欠なものになっています。言い換えれば、アウトソーシングを導入することで、経営の効率化と新たな成長のための競争力を確保することが可能になるのです。

   アウトソーシングの戦略的活用は、IT部門のアウトソーシングをおいて他にありません。今や企業がITを導入するということは、自社でシステムを構築・開発・運用することではありません。ITは専門業者のものを使う時代に変わってきているのです。

   自社で長い期間とコストをかけてシステムを構築しても、それは終わりの始めに過ぎません。つまり、システムを構築した時点からそのシステムは陳腐化していき、直ぐにまた次期システムの準備に取り掛からなければならないのです。従って、陳腐化していくものにコストをかけるよりも、専門業者のシステムを安価で使い、資源はコアに集中することこそ企業が発展する方法なのです。

   戦略的アウトソーシングを定義しますと、「アウトソーサーの高い専門知識と事務処理能力を活用することで、経営資源(人・モノ・金)を生産部門(コア)へ集中的に投下し、収益を実現すること」になります。オーテックでは、戦略的アウトソーシングを活用することで業務プロセスの見直しや資源の最適配分を行い、コア部門の強化を図ることが現代社会の経営だと考えています。