オプション取引の有効活用
日経225先物オプション取引が活況を呈しています。入手できるデータでは08年7月の売買高がありますが、275万3996単位(枚)で日経225先物、日経225先物ミニと並んで、大阪証券取引所のドル箱商品になっています。日経225先物オプションの板を見てみますと、最小値幅単位に1000枚以上の注文が並んでおり、その人気度が伺えます。
| * 日経225先物オプション取引の値動きは、値段(気配値)が20円以上の場合は5円刻み。20円以下になると1円刻みなる。上記の最小値幅単位に1000枚以上の注文が並んでいるというのは、例えば100円売り1234枚⇔95円買い1567枚といった注文が並んでいるということ。 |
日経225先物オプション取引を行っている投資家は、機関投資家や証券会社の自己売買などが多いようですが、個人投資家も標準先物取引やミニ先物取引との組合せや、現物取引のヘッジに活用している人が多いようです。また、ボラティリティが高くなってくると、超アウトオブマネーに宝くじを買う感覚で買い注文を出す人も多くいるようです。ただ、超アウトオブマネーの場合は買い玉が宝くじになるには、短期間で1000円以上動かないと厳しいとも聞こえてまいります。。
さて、オプション取引は商品先物取引業界でも期待されて複数銘柄が上場されました。最初に上場されたのは東京粗糖で、その後大豆やとうもろこしのオプション取引が上場されましたし、金オプションも上場されました。
最初の砂糖や穀物関係は、原市場が板寄せ取引であるのに対しオプション市場がザラバ取引であったことや、オプション取引そのもののなじみが薄かったことから取引は盛んになりませんでした。
しかし、金オプション取引に関しては、取引手法は共にザラバ取引でしたし、準通貨の位置づけで原市場の売買高も多く、また日経225先物オプションの売買高が増え続けていた時期にも重なりましたから、金オプション取引の活性化を期待した商品取引員も多かったように思います。
残念ながら、商品のオプション取引は最近では影を潜めてしまいました。海外では先物取引が空前の活況を呈し、つれてオプション取引も非常に活況を呈しています。また、日本では前述のように日経225先物取引もミニ取引も、そして日経225先物オプションも同様に活況を呈しています。
売買高が落ち込んでいる日本の商品先物市場は、オプション取引も萎んでしまっていることに、相関性を感じています。つまり、オプション取引が活況な海外や証券先物取引は、原市場である先物市場も活況ということです。投機性が強い分だけ、リスクヘッジの手段が求められているということです。また、組合せ取引を行うことで投資の幅が広がることを証明しています。
日本でもオプション市場を育てることができなければ、商品先物市場の活況を取り戻すことはできないのではないでしょうか。

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