ミニ取引を積極的に推進

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ミニ取引を積極的に推進

   FX市場は倍率の上限が一昨年は50倍、昨年は25倍に引き下げられました。投資家には倍率が低くなったことで、魅力に欠けるのではないかと言うのが大方の見方だったのですが、実際は倍率が下がる毎に投資家は増えていき、預かり証拠金も増加傾向を継続しています。現在の市場規模は推計で口座数330万口座、預かり証拠金7800億円となっています。

   投資家の増加と預かり証拠金の増大は市場の活性化、規模拡大に繋がります。FX市場は口座数、預かり証拠金とも毎年10%程度の伸びを示しており、投資家に取り組みやすい市場として定着しているのが伺えます。

   330万口座で7800億円の市場だとしますと、一人当りの預かり証拠金は23万6千円になります。この金額は働く人は勿論のこと、主婦でも高齢者(理解力と資力が十分にある人達)でも容易に動かせる金額です。330万口座といいますと、日本では全人口の約36人に一人、生産人口では20人に一人が取引に参加していることになります。つまり、FX市場は国民に認知され、且つ大衆化が図れた取引ということになります。

   そこで提案があります。
   商品先物市場も全て現在の倍率の1/10にミニ化したら如何でしょうか。

   現在は金をはじめ幾つかの商品でミニ化された商品があります。しかし、標準市場とミニ市場の両方の存在は、注文を分散してしまい、同時に流動性も分散してしまいます。先ずは流動性のある市場の創造が急務であることは誰でも理解できることです。

   標準市場もミニ市場に統合するメリットは沢山あります。一つは前出の通り売買が分散しないということです。売買が分散しなければそれだけ流動性は高まりますから、市場そのものに安心感が出てまいります。

   二つ目は証拠金が安いということです。証拠金が安ければFX市場からの流入が期待できます。現在もミニ市場が有るではないかと仰るかもしれませんが、ミニ市場は小口の集まりですから値段が飛んでしまう懸念があります。しかし、ミニ市場1本になりますと、標準市場の玉も集まるわけですから市場の厚みは相当なものになります。そうなれば、価格に連続性が生まれ、FX経験者も安心して参加できます。

   三つ目は一日の損失が少なくなるということです。一日の値動きで1枚あたり5万円も10万円も動いてしまうと、一般投資家はどうしても敬遠してしまいます。特にFXを行っている人は日々数百円~数千円で満足している人達が多くいます。そういう人達が集まって市場を形成しているのがFX市場です。誰でも入りやすいからこそ魅力があり、お酒の席でもFX取引の話が出てくるのです。

   四つ目は標準取引を行っている人の心理の問題と、出来高が多いという海外へのアピールです。標準取引を行っている人は今の10倍程度の売買高になります。個人でも年間で1万枚という人も出てくるかもしれません。多くの取引を行うことで益々意欲が出てくるのではないでしょうか。海外へのアピールでは、コスピのように1年間で何億枚の売買高になることでしょう。そうなれば、海外からの注目は間違いありません。

   懸念は受け渡しになると思います。金で例えれば売買単位は1枚、受け渡し単位を10枚にすれば今と同じように受け渡しが可能です。FX市場のミニ化へ大衆に受け入れられた実績があります。二匹目のドジョウを狙うのも方法かと思います。