規模が拡大し続ける日経平均先物市場

オーテック株式会社による業界トピックス。

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規模が拡大し続ける日経平均先物市場

   ODKISでは大阪証券取引所の日経平均225先物市場の動向を、ウォッチし続けています。日経平均225先物の取引開始は来年で20周年を迎えますが、取引高、取組高とも年を追うごとに拡大を続けており、昨年7月のミニ市場創設以降はますます加速度を増してきています。
    2007年度の上半期(1月~6月)は過去最高の1406万枚で、前年比3.4%増加しています。特に、世界同時株安が起こった3月は月間取引高が329万枚で、過去最高を記録しています。
    この3月の売買目的を精査して見ますと、現物株の商いの増加とほぼ比例していることから、現物市場のヘッジを先物市場で行なっていることが伺えました。つまり、国内外の機関投資家が日経平均先物で価格変動リスクを回避する取引や、最初から現物との裁定取引に活用しているとのことでした。
    また、個人投資家はミニ市場で経験を積み、日経225先物市場へと流れてきているようです。委託取引のうち個人投資家が占める比率は、かつては1ポイントにも満たなかったのですが、今年5月には前月よりもさらに7.9ポイント上昇し21.9ポイントを締めるまでになっています。ここで、日経225先物市場が好調な要因を拾い上げて見ます。

個人投資家の間に先物市場が認知された。
株価のボラティリティが高く、ヘッジ目的の売買が増えている。
組み合わせ商品に先物取引が加えられている。
現物取引に比べて手数料が割安である。
ネット取引で簡単に先物取引が行なえるようになった。
新興市場の低迷が続き、短期間での値幅狙いに先物市場が使われ始めた。
ミニ市場の開設で、先物市場がより身近になった。


    さて、日経225先物市場の認知度を支えたミニ市場についても少し言及しましょう。ミニ市場の歴史はまだ1年ですから比較は難しいのですが、月間取引高はスタート当初より3倍強に伸びています。この半年は1765万枚で取引高ベースでは日経225先物を逆転しています。しかし、倍率が1/10ですから規模そのものについての評価は難しいのかもしれません。ただ、ミニ市場は個人投資家がはるかに半数を超えているようですから、いかに個人投資家が先物市場を活用しているかが分かります。