スタグフレーション

オーテック株式会社による業界トピックス。

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スタグフレーション

   最近、スタグフレーションという言葉をよく耳にします。では、スタグフレーションとはどういう状態を言うのでしょうか。スタグフレーションを紐解きますと次のようになっています。

   

スタグフレーション=スタグフレーション(stagflation)という言葉は、経済的停滞を意味するスタグネーション(stagnation)と物価高騰を表すインフレーション(inflation)との合成語で、不況下の物価高の状態を言います。この表現が使われだしたのは、1965年ごろイギリスが長期の経済的停滞による失業率の上昇と労働賃金や原材料高の高騰によるコストプッシュ・インフレーションに悩んでいた時で。その複合的窮状を一言で的確に表現したのが「スタグフレーション」でした。

   このスタグフレーションが最近起きているというのです。それでは現在の経済状況を検証してみましょう。

   

サブプライム問題以降、米国の信頼が薄れ資金がドルから原油や穀物などの商品に移動し、物価を押し上げている。その結果、個人消費は落ち込み、企業業績も大幅に後退し、株価を押し下げている。

多くの資源や業種が関係する住宅の価格が大幅に下落し、米国経済は景気後退局面に入っている。

企業業績の悪化から失業率が上昇している。

米国の状況は世界各国に波及し、基軸通貨であるドル安を日欧や新興国が吸収しきれなくなり世界同時不況に突入している。また、モノ高・各国通貨高・株安が各国でも進行している。

   この状況はまさにスタグフレーションです。このスタグフレーションの根本的な原因は供給不安にあるといわれています。従って、スタグフレーションを解決するには技術革新により供給不安を取り除くことしかないのかもしれません。

   しかし、今回のスタグフレーションは原油高が、代替品のバイオエタノールの原料となるとうもろこしなどの穀類や砂糖類に飛び火し、さらにはドル不安を伴って貴金属高まで飛び火しています。しかも、その主役である投機マネーが、グローバル化の中で暗躍しているのですから始末に終えないのです。

   各国の通貨当局は当面の回避策として、金利引き下げや通貨供給量を増やし、企業の安定確保を選択しました。そして、投機マネーが株式に戻ることで、国民の金融不安を取り除こうとしています。一次産品のない日本では、原材料高が物価高に繋がり生活を脅かし始めています。さて、このスタグフレーションはいつごろ解決するのでしょうか・・・。