総理大臣の仕事
去る9月1日、福田総理大臣が突然辞意を表明し、日本列島が騒然としました。安倍前首相に続き、僅か一年で政権の座を投げ出してしまったわけですが、いったい総理大臣の仕事はどのようなものがあるのでしょうか。また、総理大臣の権限や最近の総理大臣の辞めた理由等を調べてみました。|
* 総理大臣= 正式には内閣総理大臣という。通称名は総理とか首相ともいう。日本の行政府である内閣の首長。国会議員の中から国会の議決で指名され(憲法第67条)、これに基いて、天皇によって任命される(憲法第6条)。 * 地位= 行政権は、内閣に属する(憲法第65条)。内閣は、法律 (内閣法) の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織することから内閣総理大臣は「行政府の首長」と位置付けられている。 * 資格= 文民であり、国会議員であること、この2点のみである。ただし実際には、衆議院において最大勢力を占める政党の党首又は連立を組む複数の党のいずれかの党首がその責に任じる。また国会議員として首班指名を受け続ける限り、内閣総理大臣の再選に制限はない(ただし、実際には内閣総理大臣の所属する党の党首としての任期制限が内閣総理大臣の任期制限となっている)。 * 権限= 他の国務大臣を任命し、任意に罷免することの他に、在任中の国務大臣に対する訴追に同意すること。内閣を代表して議案を国会に提出すること。布告時における警察の統制。自衛隊の最高指揮監督権を有すること。裁判所による行政処分等の執行停止に対して異議を申し述べること。衆議院の解散権を持つことなど、ほぼオールマイティの権限を持つ。 |
多くの権限を持つことと比例して、責任も同等についてまわります。従って、その言動には国民が内閣支持率の形で目を光らせており、新聞社等が行う世論調査に一喜一憂しています。また、国民の支持を得て当選する国会議員も、内閣支持率には敏感にならざるを得ません。
今回の福田さんは衆議院では優位を保っているものの、参議院では野党が過半数を握っていることから、二院制を敷いている国会運営が上手くいきそうもなく、次の総理大臣に秋の臨時国会以降を託すとして辞任を発表しました。
最近の総理大臣で任期を全うしたのは小泉首相だけで、他は意思半ばで政権を投げ出さざる状況になっています。ここ10年では次のようになっています。
- 橋本龍太郎首相 = 2年6ヶ月 → 参議院選惨敗で引責辞任
- 小渕恵三首相 = 1年10ヶ月 → 脳梗塞で倒れる
- 森 喜朗首相 = 1年 → 内閣支持率の低迷
- 小泉純一郎首相 = 5年6ヶ月 → 任期満了
- 安部晋三首相 = 1年 → 健康上の理由

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