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18歳から成人???

 今、日本で議論されているものの一つに、「成人年齢を18歳に引き下げるかどうか」というのがあります。何故、この議論が起きたのでしょうか。実際のことを理解している人が少ないようですから、議論の発端からお話しましょう。

 議論のきっかけとなったのは、2007年5月18日に成立した「日本国憲法の改正手続に関する法律(国民投票法)」です。憲法改正をするには「各議院の総議員3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」とされています。そして、「この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする」(日本国憲法第96条第1項)と定められています。

 しかし、憲法では国民投票の過半数の賛成を必要とするとありますが、年齢等の具体的な手続きについては明文化されていなかったために「国民投票法」が成立しました。国民投票法の第3条には「日本国民で年齢満十八年以上の者は、国民投票の投票権を有する」と規定されています。

 国民投票法の主要規定の施行は2010年5月18日となっていますから、施行は来年に迫っています。ところが、同法附則の第三条には必要な法制上の措置を講ずるまでの間は、国民投票の投票権者は20歳以上とするとされているために、18歳が成人か、20歳が成人かを急いで決める必要性が生じてきました。

 現在、国民を巻き込んだ議論に発展していますが、法制審議会が「成人年齢の引き下げに関するアンケート」では、概ね40%が賛成、40%反対、20%がどちらでもないと、国民の意見は二分されているようです。

 成人となればお酒やタバコ、結婚、馬券の購入など、本人の意思だけで自由になると思われがちですが、個々には民法の壁があり、「成年・未成年」と規定されているもの、「満20歳以上」と限定されているものと分かれており、この議論をより複雑にしています。また、消費者契約は「成年・未成年」と規定されているため、親の同意を必要としないで消費活動ができるため、トラブルに巻き込まれる可能性が増えると懸念されています。

 それでは他の国ではどうなっているのでしょうか。主要国ではアメリカが州毎に決められるようになっていますが、他の国は一律で決められています。

 ・14歳から=プエルトリコ
 ・16歳から=キルギスタン、ネパール
 ・18歳から=イギリス、イタリア、オーストラリア、スイス、中国、ドイツ、トルコ、
          ブラジル、フランス、ベルギー、メキシコ、ロシア
 ・20歳から=日本
 ・21歳から=アルゼンチン、エジプト、シンガポール

 さあ、皆さんは18歳からの成人に反対ですか?賛成ですか?
 そして、その理由は何でしょうか?