FX市場の現状と将来

オーテック株式会社による業界トピックス。

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くりっく365好調

 今東京金融先物取引所の外国為替証拠金取引「くりっく365」が順調に売買高を増やしています。10月の売買高は739万枚(前月比30%増)に達し、過去最高を更新しました。リーマンショックによる落ち込みを完全にカバーしており、2009年10月末の口座数も過去最高を維持しています。

 2009年10月末の口座数は17.6万口座。リーマンショック前が凡そ9万口座ですから、2倍近い伸びを示していることになります。商品先物取引においては10万口座が大きな壁になっていましたが、クリック365はそれを大きく凌いでおり、今後も人気は増すばかりと予想されます。

 嘗ての外国為替証拠金取引は、価格差による値鞘を稼ぐより、各通貨間の金利差によるスワップ料を利益の柱とする取引でしたが、金利が著しく低下している今日では値鞘を稼ぐために、投資家が頻繁に売買を繰り返しており、今日の取引量増大に繋がっています。

 外国為替証拠金取引には取引所取引(くりっく365)と、カウンターパーティーを相手とする相対取引があります。1990年代後半の外国為替証拠金取引がスタートした頃には相対取引しかありませんでしたが、2005年7月に「くりっく365」がスタートしてからは、公正な価格形成が評価され始めると同時に、徐々に取引所取引が増え始め、遂に今年は完全に市民権を得た格好になりました。

 ここで預かり証拠金と口座数の開所来推移を半年ごとにお知らせします。

 

口座数

  預かり証拠金(百万円)

   2005年7月(開始)

370

324

2006年1月

5,952

12,444

2006年7月

13,447

24,556

2007年1月

22,157

44,298

2007年7月

38,483

77,453

2008年1月

61,720

78,489

2008年7月

90,343

105,217

2009年1月

127,132

86,252

2009年7月

159,579

103,314

2009年10月

175,632

117,283


 この表で見る限り、リーマンショックにより預かり証拠金は減少したものの、口座数は順調に伸び続けており、今後もこの傾向は続くと思われます。

 2009年10月の通貨ペアごとの人気は、バロメータである売買高で示しますと、米ドル/円が第一位で約300万枚、次いで豪ドル/円169万枚、ポンド/円135万枚、ユーロ/円64万枚となっています。