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オーテック株式会社による業界トピックス。

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デフレーション

 昨年からニュースで一番取り上げられている言葉は「デフレ=デフレーション」だと思います。誰もが学生時代に社会科で教わった言葉ですが、反対語の「インフレ=インフレーション」はこれまで多く耳にしたと思いますが、「デフレ」の言葉と意味は分かっていても、実感として感じたことは無かったと思います。そこで、今回は「デフレ」についておさらいをしてみたいと思います。

 <デフレーションとは>

 -物価が持続的に下落していく経済現象を指す。 デフレとも呼ぶ。物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味する。同じ金額の貨幣でより多くのものを買えるようになるからである。なお、株式や債券、不動産など資産価格の下落は通常デフレーションの概念に含まない。-

 これまで戦後の日本はインフレとの戦いでした。モノの値段が上がり、給料が物価の上昇についていけないために生活が厳しくなるパターンです。しかし、日本人は政府の経済対策と日銀の金融対策、国民の生活防衛策で乗り切ることが出来ました。しかし、デフレに関しては成長期において凡そ縁が無かったというのが実態だと思います。従って、現状は誰もが経験していない経済状態だといえるかもしれません。

 デフレの怖いところはスパイラル的な要素を持っていることです。そこで、デフレスパイラルを辞書で調べますと次のようになっています。

 -物価下落と利益減少が繰り返される深刻な状況。デフレによる物価の下落で企業収益が悪化、人員や賃金が削減され、それに伴って失業の増加、需要の減衰が起こり、さらにデフレが進むという連鎖的な悪循環のこと。-

 企業はモノを作りそれを販売して利益を出し、従業員に生活の糧である給料を支払います。販売する価格は原価を下回らないことが重要ですが、昨今の物価下落で収益が上がらなくなっています。そうしますと、収益が少ないわけですから従業員に支払う給料に影響しますし、場合によってはリストラをしなければならなくなります。

 従業員は給与が下がるわけですから、それまでと同じような購買意欲は湧きませんし、必然的に安いものに目が向いてしまいます。そうなると企業収益は益々悪化し、従業員は路頭に迷い更に安さを求めるのが現在の構図、所謂デフレスパイラルです。インフレよりも怖い経済現象が現在起きているということになります。

 このデフレから脱却するには企業業績が上がるしかありませんが、例え企業業績が上がっても従業員の給与に反映されるまでに時間がかかりますから、デフレ状態は長く続くと考えなければなりません。