FX市場の現状と将来

オーテック株式会社による業界トピックス。

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都市型デパート 相次いで閉店

 セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の西武有楽町店(東京都千代田区)を12月25日に閉鎖する方針を固めたことが、大きなニュースになっています。また、関西ではエイチ・ツー・オーリテイリングが傘下に置く京都四条河原町阪急を今秋に閉店することも発表。さらに、三越伊勢丹ホールディングスは三越の札幌市内の専門店ビル「札幌アルタ」の閉鎖を検討しているとの報道もあり、各地で繁華街にある老舗のデパートの閉店が相次いでいます。
 
 デパートの始まりは1904年に東京に三越が出来たときと言われています。当初より高級品や一流品を扱う場所であったようです。お洒落をしてショッピングを楽しむ、「格式の高い場所」だったのでしょう。その後、集客を目的として最上階フロアなどでは美術品・工芸品・骨董品・名産品の展示会や販売会等と言った特設展を開催して、高級感を定着させ今日に至っています。また、外商部を設け、上流階級や経済的に裕福な層に対しては注文聞きから配達までの一環サービスを行い、その地位を築いていったようです。

 しかし、デパート業界は1990年代初頭のバブル崩壊を機に長期の業績不振を強いられています。この要因としては前述したバブル崩壊により消費者の購買意欲が低下していること、少子高齢化で消費層に構造的な変化が起きていること、低価格で品揃えも豊富なユニクロ等の量販店が台頭していること、インターネットによる通販が消費者の購買パターンを変えたことなどが上げられます。

 数字的には、全国のデパート売上高が1998年から12年連続の前年割れが続いているとのことで、特に2009年の全国デパート売上高は前年より1割の大幅減少になり、24年ぶりに7兆円の大台を割り込みました。
 
 デパートの魅力は何といってもブランド力です。デパートの買い物袋を提げているだけで消費者は満足していましたし、主婦の間では「今日は○○デパートにお買い物」と自慢話?に花が咲いていたようです。しかし、購買パターンが変化した今日においては、ブランド力は何の意味もなさなくなってきており、消費者志向とデパートのビジネスモデルがアンマッチを起こしてしまっています。

 消費者ニーズとビジネスモデルのアンマッチを起こしているのは、商品先物取引業界も同じなのかも知れません。両業界とも、マーケティングを十分に行い、消費者ニーズを掴み取ることから始めなければならないのではないでしょうか。