東穀取 ザラバ取引延期
平成19年10月1日から行なうとして準備が進められていた東京穀物商品取引所のザラバ取引への移行は、9月22日の本稼動最終テストにおいて不具合が発生し、開始時期未定の延期となってしまいました。東京穀物商品取引所では「原因の究明」「対応策などシステム上の諸問題の解決」「十分な稼動テストでの確認」を行なった上で、再度本稼動時期を決めるとしています。
同取引所のザラバ取引への移行は、当初はコメの上場にあわせて行なうとしており、それが延びたことで「アラビカ・コーヒー」「ロブスタ・コーヒー」「粗糖」の3商品からスタートすることに変更されていました。そして、来春にはほぼザラバ化が出揃うことになっていました。
一方、渡辺理事長は10月1日の会員懇親会で挨拶し、「来年1月には実施にこぎつけたい」とし、具体的には「原因究明、改善策の策定、稼動テストをそれぞれ1ヶ月で終了させたい」としています。しかし、コメの上場が延期になりだしたころからシステム面のトラブルが散見され始めたうえ、取引員とのコミュニケーションも途絶えがちになっていったように見受けられます。また、振興協会がまとめた「取引所の売買システムについての要望」では、各取引所が別々の手法とシステム化を選択したために、高コスト化も懸念されていましたから、今回の延期は今後も波紋を呼びそうな雰囲気となっています。
今回は「FIXエンジン経由での価格情報上に問題が発生」したことを同取引所は延期の原因にあげていますが、商品取引員からは当初から「会員と取引所、開発会社の意思疎通が取れていなかった」との声が上がっているうえに、テスト時に開発会社とのコミュニケーションがとれなくなったのも大きな原因ではないかとしていました。
ODKISでは詳細について承知しておりませんが、システムによるザラバ取引の構想が上がった時点から、社内に「東穀取ザラバ対応チーム」を結成し、取引所システムとのテストに積極的に参加しており、今後も変わらずにそのスタンスを取ってまいりたいと思っておりますので、ユーザー商品取引員様には安心してお待ち頂きたいと存じます。

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