東京穀物商品取引所のザラバ取引開始

オーテック株式会社による業界ニュース。

現在のページ位置

Home  > INSIDE View  > 業界ニュース

東京穀物商品取引所のザラバ取引開始

   東京穀物商品取引所は昨年12月14日に理事会を開き、懸案であったシステムによるザラバ取引を今年1月4日から開始することを正式に決め、大発会の本日より売買がスタートしました。取引されるのは、アラビカコーヒー、ロブスタコーヒー、粗糖の3商品です。残りの商品については、4月を目処に準備を行っています。
   昨年11月に再開した稼働テストの結果では、一部に不具合が生じていましたが、その後のシステム改修の結果、売買に支障がないことが確認されたことから、最終的には定例理事会でザラバ取引への移行が可能と判断したようです。
   ただ、理事会ではザラバ取引開始後にシステム障害が発生することを懸念し、会員のシステム担当の役員等による委員会を早々に設立し、常にシステム監視を継続していくことを確認したもようです。尚、同委員会ではザラバを中心とするシステムの運営のほかに、次世代の取引システムの構築についても議論していく方針のようです。
   さて、今回のザラバ移行に関しては心配している会員もあるようで、全ての会員が積極的に参加することにはならないようです。その理由としては、会員各社がすべて同じエンジンを使用しないことにあり、その幾つかが取引所の接続手順であるFIXエンジンとの間にトラブルを起こしたことです。
   もともと、FIXエンジンは情報ベンダー/システム開発会社が提供していますが、提供されるエンジンはライセンス料が高く、会員各社にとっては大きな経費負担になります。そこで、一部の会員は独自にエンジンを開発し、それを間に合わせる予定でした。しかし、一部に不具合があったのは前述したとおり。また、その調整に取引所側も戸惑ったと耳にしています。
   何れにしろ、注文情報や価格情報は顧客サービスの根幹を成すものであり、トラブルによって委託者に迷惑をかけることは許されません。また、仮に注文が約定されないことになると、値合差金の問題も出てきます。でも、ここは取引所側で問題なしと判断し、スタートに踏み切ったわけですから、各社も積極的に参加し、是非とも市場を盛り上げて欲しいものです。

   オーテックでは実績のあるFIXエンジンを採用しましたし、ユーザー様のご理解も賜り、取引所システムとの接続テストも十分に行ってまいりました。従って、まったく問題ないと判断しています。しかも、価格も比較的安価で提供できたと自負しております。