東工取の次期システムの概要が固まる

オーテック株式会社による業界ニュース。

現在のページ位置

Home  > INSIDE View  > 業界ニュース

東工取の次期システムの概要が固まる

   東京工業品取引所(東工取)は3月12日に理事会を開き、2008年度中に稼動開始する次期システムの業務要件を固め、承認しました。詳細については以下の通りです。今回の変更で、日本の商品先物取引の仕組みは大きく変わります。商品取引員様におかれましては、制度の変更により委託者が混乱しないようにすることはもとより、社内においても勤務体制等で大きな変化が予想されます。十分に研究して頂きたく存じます。

   

日中の取引時間は、午前9時から午後3時30分までの連続で行い、夜間取引は午後4時30分から午後11時までの連続取引とする。尚、日中も夜間も取引時間中に休憩時間は設けない。

次期システム稼動後6カ月後をめどに、夜間取引を翌朝7時まで延長する。

取引銘柄は全商品を対象とする。但し、ゴムについてはアジアがプレーヤーの中心になっており、取引員からは慎重な意見を求めることが多いことから、夜間取引を行うかどうかについて引き続き検討を続ける。また、会員側のシステム面を考慮し、市場毎に時間差を設けるか否か検討する。

夜間取引については、一律に受託会員に義務付けるのではなく、実態に合わせて選択制を採用できるようにする予定。これは一部に「24時間化はコストがかかりついていけない」としている受託会員もいたことからの措置。ただ、委託者から見れば取引相手先の都合で機会損失が発生することも考えられ、場合によってはクレームの対象にも成りえることから、受託契約準則を変更して受託時間や受託方法を柔軟に行えるようにする。

全商品にスプレッド取引制度やサーキットブレーカー制度を導入する。スプレッド取引は、6限月制の商品は1商品あたり15シリーズとする。また、サーキットブレーカー制度は、設定価格に到達した場合、一定時間取引を中断し設定価格を拡張して再開し新たな注文を待つ仕組み。尚、サーキットブレーカー制度を導入するにあたり、これまでの値幅制限は撤廃する。

証拠金制度を大幅に変更することがありうる。もともと証拠金はリスクに対応するための担保であるので、SPAN証拠金制度などリスクに見合ったものになるように変更する考え。

現行の会員別取引高表や会員別取組高表、会員別自己取組高表は非開示とする。また、取引高表や取組高表も限月別の合計枚数に止めるなど、情報開示のあり方を見直す。