為替業者が商品先物取引に参入
外国為替証拠金取引大手のクリック証券(本社・東京都渋谷区 高島社長)が日本商品先物取引協会に加入し、6月29日には東京工業品取引所のゴム市場・貴金属市場・石油市場・アルミニウム市場・指数市場と、東京穀物商品取引所の農産物市場・砂糖市場への取次ぎ取引員としての許可申請を行いました。早晩、許可がおりて受託を開始すると思われます。取次ぎ先はドットコモディティで、クリック証券は数万人とも言われる同社の顧客に取引機会を提供します。
商品先物取引業界においては久々に明るいニュースで、今後も異業種の参入が続くことを願うばかりです。東京工業品取引所は役員が証券会社や外国為替証拠金取引会社を訪問して、市場参入の阻害要因を調査し、それを排除するように動いていました。クリック証券にも出向いており、同社の参入には取引所の努力を忘れてはなりません。
外国為替証拠金取引については、商品取引員系、証券会社系、IT系が次々に参入しました。さらに、商品取引員や証券会社をリタイアして、それまでの経験を生かしながら起業した独立系も多く見られます。他にはビデオ制作会社なども参入し、市場を盛り立てる努力を行っていました。異業種が投資仲介業に参入することは容易ではありません。
外国為替証拠金取引業に参入した企業は、大きく二つに色分けされています。商品取引員や証券会社系で既に投資仲介業のノウハウを持っており、投資家の選択肢を広げたり投資ニーズを満足させるために進出した企業と、ITで培った技術を駆使してゲーム感覚で取引できる環境を提供した企業があります。
クリック証券はIT系の中で成功を収めた証券会社です。株式現物を始め、株式先物、外国為替証拠金取引、CFD、ワラント取引などが取引できる証券会社で、今回の商品先物市場への参入で投資の総合商社の地位を確立することになります。クリック証券が商品先物取引でも成功を収めれば、新たな異業種の参入も期待でき、商品先物市場の活性化が約束されることになるのでしょう。

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