業界関係者の年頭所感

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業界関係者の年頭所感

   1月4日に商品先物取引業界の賀詞交換会が鉄鋼会館で行われました。当日は経済産業省の豊永厚志商務流通審議官と農林水産省の桜庭英悦官房審議官が来賓として挨拶し、商品先物取引業界への支援を行うことを熱く語ってくれました。他には総合取引所のことでも言及し、「農林水産省とともに、どう工夫すれば商品市場を活性化させる枠組みになるか話し合っている。最後まで商品業界に役立つことを考えていく」(豊永氏)、「プロセスでは関係者の話を聞き、無理やりではない形で進めていくのが筋」(桜庭氏)などと語っています。年頭に当たって、安心して本業に邁進して欲しいと受け取りました。

   最初の挨拶は振興協会の岡地会長でした。他にも業界団体のご挨拶等を業界紙等で見聞きしていますので、今年の抱負を簡単にご紹介します。


<日本商品先物振興協会 岡地会長>
   今年は商品先物市場が大きく変化していくなかであるが、長期間にわたる出来高減少や流動性低下に終止符を打たなければならない。同時に新たな発展に向けての強固な礎を築く年でもある。市場仲介機能を担う商品先物取引業者にとって、再び明るい展望が見出せるように全力を尽くしたい。


<東京工業品取引所 江崎社長>
   今年は長年に渡って業界全体が取り組んできた市場信頼性の向上、グローバルスタンダードの市場整備を目的とした施策が実を結び始めた年と認識している。東京工業品取引所は現在の回復基調を確たるものにするために以下の施策を実行していく。

 
1. 新たな市場仲介者の獲得に向けた取り組みを引き続き進めていく。
2. 個人投資家や当業者等の市場参加者向けに、受託取引参加者との共催セミナーやWebセミナー等の啓発活動等を通じて、既存取引参加者との協力を行ないます。
3. 魅力ある投資商品の開発を行ないます。

   本年は取引システム更改や株式公開等の課題を控え、大きな舵取りを迫られる年になるので、本年も尚一層のご支援・ご協力を御願いしたい。


<穀物商品取引所 渡辺社長>
   現状のコメ先物市場は発展途上であるが、当業者の市場参加は増加し、公正・透明な価格指標としての認知も進んでいると認識している。産業インフラとして育成し、発展させて平成25年8月の本上場を目指して行きたい。市場流動性については、当業者向けの先物説明会を継続的に実施し、一般投資家には取引参加者と連携した投資セミナーを継続する。また、内外のプロップハウスや商社等に対して積極的な営業活動を行なうと同時に、市場流動性を高めるためにマーケットメーカー制度の導入も検討したい。


<関西商品取引所 岡本理事長>
   関西商品取引所は、公器である商品取引所としてコメの先物取引を発展させていく使命があると認識している。今年は東京穀物商品取引所との連携の下、コメの市場育成に向けた広範な啓蒙活動と、密度の高い情報提供等を通じた市場参加者層の拡大に努めるとともに、より利便性の高い市場になるよう検証を加えたい。